国・沖縄県への提言 その149
本部ならびに伊江島においては、ジェットフォイルの導入等をふまえた港湾および周辺地域整備を進めるとともに上本都飛行場跡地についても、その有効利用を図る。
b、中部地域
北部圏の中心地としての名護市の既成市街地一帯を中核都市ゾーンとして位置づけ、都市機能の更新、集積を図る。また、伊江島から本部半島一帯は、地域の自然・歴史・文化環境を活かし、リゾート・レクリエーション機能の集積を図るとともに、港湾機能の拡充・強化等により、那覇市をはじめとする中南部圏との交通ネットワークを強化し、国際的リゾートの形成とともに県民のためのリゾート・レクリエーションとしても整備を図る。
なお、名護湾に面する名護市北部に国際的な交流も可能な港湾整備の検討を行う。
C、南部地域
米軍の実弾演習等により破壊された名護市、恩納村、金武町、宜野座村の山林部を緑地修復ゾーンとして位置づけ、自然環境の修復・再生を図る。
また、このゾーンを境に西側の恩納海岸一帯を国際的にも通用するリゾート地として、また、東側の名護、金武、宜野座の海岸一帯を滞在型保養地として形成する。
なお、金武町中心部は都市機能の更新、商業機能の強化等により、コンパクトで個性的な市街地形成を図り、北部圏南部地域の中心的機能を担う。
(平成11年12月1日鰹t夏秋冬社発行の「サミットと北部経済の将来展望 国・沖縄県への提言」より)