沖縄県の政治・経済・社会・芸能・文化等各界の著名な人物や地名の由来、建造物、制度上の名称等について、沖縄タイムス社発行の「沖縄大百科事典」より令和3年1月16日から連載で紹介する。
そ の 1
アーニー・パイル Ernie Pyle 1900・8・3〜1945・4・18 米ジャーナリスト。インディアナ州の小作農家に生まれる。
1919年、インディアナ大学に入学したが、卒業直前に退学、新聞記者となる。のちワシントンに出て、コラムニストとして名をなした。
第二次大戦勃発後,従軍記者としてヨーロッパ、アフリカ、太平洋の各戦線で活躍、ノルマンディ作戦では負傷した。戦場から人間味あふれるコラムを送り、全米の読者を感動させた。
沖縄戦では、45年4月1日、海兵隊とともに読谷(よみたん)村に上陸、そのご最後の取材のため伊江島に上陸したが、日本軍狙撃兵の機関銃弾にたおれ殉職した。彼のコラム記事は『GI.ジョー』『これが戦争だ』『最後の章』(1950)などにまとめられている。
元一般社団法人・万国津梁機構 理事長仲里嘉彦
沖縄県浦添市屋冨祖2丁目1番−9号
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