2021年04月08日

沖縄の著名人


沖縄県の政治・経済・社会・芸能・文化等各界の著名な人物や地名の由来、建造物、制度上の名称等について、沖縄タイムス社発行の「沖縄大百科事典」より令和3年1月16日から連載で紹介。



そ の 70


伊波南哲 (いば なんてつ) 1902.9.81976.12.26(明治35〜昭和51)八重山出身の詩人、作家。

代表作の長編叙事詩『オヤケ・アカハチ』『伊波南哲詩集』『交番日記』など改訂版を含め25冊の著作がある。大浜間切(まぎり)〔(現石垣市登野城(とのしろ)〕に生まれ、1922年(大正11)に近衛(このえ)兵に選抜されて上京。

除隊後、警視庁丸の内警察署に勤務しながら、詩人佐藤惣之助(そうにすけ)に師事、『詩之家』の同人となる。

27年(昭和2)に詩と感想集『南国の白百合』、30年に処女詩集『銅鑼の憂鬱』(どらのゆううつ)を<詩の家>から出版。続いて長編叙事詩『オヤケ・アカハチ』を出版、東京発声映画社で映画化される。

豊田四郎監督の現地ロケで話題を呼んだ。41年(昭和16)に出した『交番日記』を機に警視庁を辞職して作家生活に入る。

その後『南の島の少年たち』、童話集『人魚のうた』、『竹を取る少年たち』や、『琉球風土記』、『南島の情熱』、詩集『麗わしき国土』など郷土に取材した作品を出版。

戦後一時八重山に帰省して、八重山の文芸復興に一役買うが、52年再度上京して作家生活を続け、『沖縄の民話』、『伊波南哲詩集』などを出版。

晩年は同人詩誌『虹』を主宰し、最後まで文筆生活を貫いた。

死後石垣島の川平(かびら)に詩碑が建立された。享年74歳。



              元一般社団法人・万国津梁機構 理事長仲里嘉彦

                       沖縄県浦添市屋冨祖2丁目1番9号

              TEL098−8768896 FAX0988768473










posted by 春夏秋冬 at 06:23| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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