2015年05月27日

沖縄の飛躍発展に向けた提言集その102

沖縄の飛躍発展に向けた提言集その102


万国津梁機構第9定期講演会5回目

2013年2月23日 県立博物館・美術館)


富川盛武(沖縄国際大学)


ソフトパワー


沖 縄の島々に最近本土からの移住者が集まり、ある島では地価が急騰しミニバブルの様相を呈している。


人々を惹きつける沖縄の魅力つまりソフトパワーは、人口減少時代において、大きな可能性を持つ。


この言葉は元々、ジョゼフ・ナイハーバード大教授が政治学で用いたもので「政策や文化、歴史、自然などにより人々を惹きつける魅力」を意味した。軍事力というハードパワーではなく、外交や文化の理解などのソフトで紛争解決や平和に導く考えである。


日本を含むアジアの国々は魅力的なソフトパワーを秘めており、それがトヨタ、ホンダ、ソニーなどの世界ブランドのものづくりの力、明治維新の刷新力、第2次世界大戦からの再生力を生み出したと解し、そのソフトパワーこそが日本経済を再生させると説く。


現在では発展論などの嶺域でも広義の意で多用されている。


1990年代の「失われた日本」を抜本的に改革するために政府が諮問した「動け日本」という小宮山宏元東京大教授を委員長とするプロジェクトがあった。


日本再生の切り札は実に明解である。


先進国が更に発展するためには高次元のニーズに対応することが重要であり、具体的には世界一の「健康・長寿、安全・安心、快適・環境、教育水準」というニーズに対し各大学の研究成果を対応させれば新たなビジネスが生まれ、発展のフロンティアを切り拓くというロジックである。


筆者は産官学の会議で直接、プレゼンを聞く機会があったが、これこそ沖縄のとるべき道と感じた。


それらのニーズに対応できる能力が沖縄の自然、歴史、文化には内在しているからである。


(平成26年4月2日発行沖縄の飛躍発展に向けた提言集より)

posted by 春夏秋冬 at 07:36| Comment(0) | 沖縄の飛躍発展 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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