2014年12月10日

壮大なる沖縄ロマン・夢を追い求める群像    その606

壮大なる沖縄ロマン・夢を追い求める群像    その606



 藤仲 よく夢とロマンとおっしゃいますけれども、プロセスがないんですよ……。


 吉田 そうそう今の国際化の問題についても一人歩きしているんだよ。それをフォローする計画や企画がない。これからが大変だと僕はみている。


 加藤 私としては基本的に国土をいかに活用するかということを考えているんですが、例えば沖縄の離島に出来るだけ橋を架けることによって、社会的にも経済的にも今までの離島であったのが離島ではなくなる状態をつくり出すことだと思うんです。


日本は国土が非常に狭いんで、これだけの人口を養っていくためには国土をうまく利用していく以外にないんです。


沖縄の場合には今の状態で社会的に都市と離島との間の格差が大きくなりすぎますと過疎化するというよりも、無人島になってしまう恐れがある。


一番こわいのはそのことだと思うんです。本土の過疎地域は無人島とはちょっと違うんですね。


本土の過疎地域はある程度活用出来るんですが、ところが沖縄の離島が無人島になってしまうと、まったく活用が出来なくなるわけですね。


そのような意味では無人島にしないことが国土を活用する方途だと思っております。そのために手取り早いのが橋を架けることだと思っているんです。



山野 仲里さんね。先程から国際化、国際化と言われておりますが、私としてはたしかに国際化はなるほど大事なことだけれど、国際人になるためには日本人として自覚を確立していかなくてはいけない。個性があり、自主性があり、独立心があり、自己主張があり、それで国際人としてつき合わなければいけないと私は思う。

だから沖縄の将来を考えると私は国際化とは逆説的な言い方をすると沖縄はもっと国内化すべきであると考えている。真の日本人としての誇りと自覚をもつべきだ。


平成91025()春夏秋冬社発行の「壮大なる沖縄ロマン・夢を追い求める群像」より)

posted by 春夏秋冬 at 13:28| Comment(0) | 壮大なる沖縄ロマン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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