2014年06月24日

壮大なる沖縄ロマン・夢を追い求める群像    その502

壮大なる沖縄ロマン・夢を追い求める群像    その502



 高橋先生 どうも私共は、便利さを求めて動く、または便利さを当てにするというようなことをしているわけであります。

それでは、その便利さというのは、一体何かということでありますが、それにはいろいろの便利さがあるわけでございます。

私達が生活する上に、テレビやラジオでも何でもよいのですが、電化製品だとたとえ毀れてもすぐ直るとか、テレビのチャンネルがたくさんありますよとか、メディアもたくさんありますよとか、何が必要なものか手近なところにありますとか、それらのものについて時間の制約がなくて24時間使えるとかの便利さを私共は求めて生活をしているわけです。

仕事をしているときもそうでありまして、仕事をやる上の便利なものがあった方がよいわけです。


便利さがあるところが、仕事をやる上においても、生活をしていく上においても、私共はその便利さのあるところに人が集中していくわけです。


そうなってきますと、都市と都市との競争は何かといいますと、そういう便利さがどれだけ蓄積されているか、ということにかかわってくるわけでございます。


例えば、良いか悪いかはいろいろな議論はありますが、何でも東京に集まるのは、仕事がしやすいとか、便利さが他の都市に比べてあるわけです。


東京で仕事をしているのは、殆ど通勤距離が遠いわけですが、そのようなことを我慢してでも東京に人が集まるのは、便利さを求めるからなんです。


このように人が集まって都市の力が出来て、それが競争力を生み出しているわけでございます。


そういう意味では、沖縄がどういった形で発展していくかについては、いろいろ議論のしかたはありますが、その中でも戦略的な要因は、いかに那覇市に便利さを集積することが出来るかということにかかわっているんだと考えております。


(平成91025()春夏秋冬社発行の「壮大なる沖縄ロマン・夢を追い求める群像」より)

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2014年06月20日

東京のさくら名所今昔 その79

東京のさくら名所今昔 その79



ほぼ平穏に徳川から明治新政府へと交代し、江戸が東京に変った明治早々の頃の桜の名所は明治9年刊行の『東京便覧』によれば次のとおりで、ほとんどが江戸期からの名所である。

彼岸桜 


東叡山(山中所々多し、此桜は昔台命によりて吉野の苗を植られし処とぞ)


枝垂桜 


東叡山 (坊中に多し) ○谷中日暮の里 ○湯島麟祥院 ○根津権現社 ○小石川伝通院 ○大塚護持院 ○広尾光林寺麻布成子乗円寺 ○中野宝仙寺 ○池上本門寺 (大木なり) 其他寺院に多し


単弁桜 


東叡山 ○谷中七面宮社内 ○駒込吉祥寺 ○小石川白山杜 ○大塚護国寺 ○小金井桜両岸(東京より7里余り、当地の桜は寛永の昔植られ、其後享保の頃、吉野山桜川(常州)の両種を植添る所なり、今は前後の分ちなくともに老木となりぬ。


凡1里余両岸悉く花木列り、春時爛漫たり、いづれも一重にして殊に潔白なり、一泊の雅客多し、勝地いわんかたなし)○飛烏山(風景尋常ならず、遊観多し)○王子円輪寺前 ○平塚社辺 ○奥沢九品仏 ○目黒祐天寺 ○鮫州西光寺い(醍醐桜)同所光福寺 ○高輪如来寺 ○隅田川堤木母寺辺(此あたりの勝景は諸国に聞えていちじるしき名所なり、四時変化ありて景趣一ならず。


中にも弥生の頃は長堤桜花ひまなく、よそ日には一匹の練を引かとあやまりたる、実に東京第一の勝地といふべし) ○大久保七面宮境内(古より名所なり、彼岸より八重に至るまであり、山号春時院、是花を賞する名なり)○京橋南大通


(相関芳郎著 東京都公園協会監修による東京のさくら名所今昔より)

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壮大なる沖縄ロマン・夢を追い求める群像    その501

壮大なる沖縄ロマン・夢を追い求める群像    その501



 高橋先生 夜がなくなったということは、経済活動だけではございませんで、私共の生活でもどんどん夜がなくなっているわけでございまして、昔は夜になると家に帰って寝るものだと相場が決まっていたんだと思いますが、今や夜でもいろいろ都市を中心とした生活がありまして、夜は夜なりに働いている人もおれば、あるいは夜の時間を活用しているわけでございます。

このように私共の生活のリズムが、変ってきているわけであります。


そういう中で実は、どういう形でそれぞれの地域が活性化していくかというのが、最近の流行となっているわけでございますが、結局、活性化といいますのは、小関さんの話にもありましたが、その地域の特性をどうやってうまく引き出して、どううまく利用していくかのひと言に尽きると思うんです。


ところが、その地域の持つ特性をどうやって引き出していくかについてちょっと考えてみなければいけません。


最近ではよく都市と都市との競争の時代だということが言われます。


例えば、これまではアメリカと日本とが、競争していたかも知れませんが、それだけではなくて東京とニューヨークで兢争しているとか、あるいは東京と香港が兢争しているということであります。


沖縄ですと那覇市と東京が競争しているとか、那覇市とタイペイが競争しているとか、都市と都市とが競争の時代になってきたといわれていることであります。


何故都市と都市との競争がということでありますが、実は私共がどういうところで生活をしていたか、あるいはどういうところで仕事をしたいかということを考えてみますと、やはり便利なところが、何よりもいいところなんだということであります。


(平成91025()春夏秋冬社発行の「壮大なる沖縄ロマン・夢を追い求める群像」より)

posted by 春夏秋冬 at 06:59| Comment(0) | 壮大なる沖縄ロマン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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