2014年06月27日

壮大なる沖縄ロマン・夢を追い求める群像    その505

壮大なる沖縄ロマン・夢を追い求める群像    その505



 高橋先生 日本においては東京で考えたことを、北海道でもやっておりますし、沖縄でもやっております。

また小関さんの故郷の山形でも、また私の出身地の岡山でもそうです。

それをヨーロッパで考えますと、西ドイツのボン当りで考えたことを沖縄でやろうということになりますと、イタリアの南で適用するということになるかも知れません。

海道をヨーロッパに置き変えると、西ドイツで考えていたことをスウェーデンでやろうということであります。

たしかに1992年にはヨーロッパは1つになりますが、そのような発想にふざけるなということになるかも知れません。

実は私がここで何を申し上げたいかといいますと、3,500キロメートルの日本の北半分と南半分は文化構造がちがうんじゃないだろうか、あるいは自然環境がちがうんじゃないかと思っているわけです。

文化構造や自然環境がちがうと、当然ものの考え方もちがってくるし、生活の仕方もちがってくるわけです。

いろいろと議論されております地域特性もちがうはずであります。

日本の場合、北半分は内陸型の文化圏でありまして、要するに陸地をベースにしていろいろ考えているわけであります。


それから南の半分は、どちらかと言いますと海洋型社会でありまして、海をベースにして物事を考えようという意識が強いわけであります。


ところが、鹿児島や沖縄県においても海洋型の文化圏といいますか、海洋型の社会構造をもっているにもかかわらず、内陸型の東京で考えていたことを海洋型の社会構造を持っているところに当てはめるということは、多少無理なことではないかと思っているわけであります。


例えば、住宅公庫で融資する場合の基準があるわけでございますが、沖縄で住宅を建築する場合に最適であるかどうか、またその逆の場合もあるわけでございます。


(平成91025()春夏秋冬社発行の「壮大なる沖縄ロマン・夢を追い求める群像」より)

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2014年06月26日

東京のさくら名所今昔 その82

東京のさくら名所今昔 その82



大正6年に三好学、戸川残花、林愛作(帝国ホテル主幹)ほかの諸氏とともに「桜の会」を創設された井下清氏は、染井吉野の長短について、昭和11年に会誌「桜」で、次のように記しておられる。

染井吉野桜が圧倒的な隆盛を見るに至ったのは次の諸点にあると思ふ。

⑴ 樹形の美しさ――均整のとれた扁平型で老大となれば枝は垂下して短く太い幹を覆ふ姿は美しい。

⑵ 生長極めて早く10年にして立派に花として観られ、20年にして壮観を呈し、30年にして名木の姿を作る。

⑶ 花は一重であるが淡紅大輪にて花梗長く、蕾は濃紅で花梗も紅色を帯びるので咲き初めは色濃く、満開に至って淡色となり、散際に至って花底より更に紅を差し始める。

⑷ 嫩葉を混へず、全く花のみが密生して樹枝を覆ふ壮観は八重桜に優るものがある。

⑸ 繁殖は接木であるが活着容易で価は他の桜よりも低廉である。

⑹ 吉野桜の名と明治初年に於ける宣伝が良かったこと(染井を冠したのは大和国吉野の山桜と間違ふので後に学者側で附けたものである)。

(相関芳郎著 東京都公園協会監修による東京のさくら名所今昔より)




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壮大なる沖縄ロマン・夢を追い求める群像    その504

壮大なる沖縄ロマン・夢を追い求める群像    その504



 高橋先生 経済力がついて参りますと、実は生産力がついてきておりまして、今や物が足りないという時代ではなくて、むしろ余っております。

その余ったものをどう使うかということです。逆に言いますと分配されたものが、どう生産に影響してくるかということなんです。

実は物を使う側の力が強くなった経済構造になっております。

従ってこれからは生産→分配の時代から、分配→生産へと経済構造がガラツと変ってしまったわけです。

消費の動向から生産の仕方も変ってくるにもかかわらず、まだ生産優先だと思っているところに、1つ問題があるのかも知れません。


そこで、沖縄においても鹿児島においてもそうなんですが、都市の力をもう1つ考えておく必要があると思います。


日本は37万平方キロの広さがありますが、日本の南北の長さは、約3,500キロあります。


その3,500キロの国土の長さは、どのぐらいの実感かと言いますと、ヨーロッパに置き変えますと北の端をスウェーデンのストックホルム当りに置き変えますと、南の端はイタリアのマフィアの故郷でありますシチリア島までいってしまいます。


何のことはない日本の南北の長さは、ヨーロッパ全体がはいってしまうわけであります。


日本は縦にはいっているから時差はないわけでありますが、それが東西の横にあったとしますと、明らかに1時間ぐらい時差が発生しても、おかしくない距離になるわけです。


(平成91025()春夏秋冬社発行の「壮大なる沖縄ロマン・夢を追い求める群像」より)

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